こんにちは。りんじゃです。
先日『海外ドラマはたった350の単語でできている』という本を読みました。海外ドラマの単語を分析し、究極的に海外ドラマは350単語あればほとんどのセリフをカバーできるというものです。
早速、レビューをしたいと思います。
目次
1. 著者について
著者は、Cozy[コージー]さんです。純粋な日本人で、大学院を修了後、アメリカに2年間住むものの英語ができるようにならず、海外の友人が「海外ドラマをいっぱい見たら話せるようになったよ」と言うのを聞いて、海外ドラマを見るようになったのだそうです。
この方は『アホみたいに楽しく100%英会話を身につける方法』というブログも執筆しています。興味があれば、のぞいてみてください。http://ameblo.jp/sinefungin/
2. 本の概要
この本では、人気アメリカドラマ『SEX and the CITY』のシーズン1〜6、全94話 (合わせて45時間)に登場する単語をすべて分析しています。
その結果『Sex and the city』全シリーズの中で、セリフの80%については、350個の単語で構成されているということを明らかにしました。また、この350の単語は ” I , have, just, can’t, once, called, exactly, haven’t …” などで、ほぼすべて中学校で習うようなものであるとも述べています。
後半では、海外ドラマに出てくる文章を使って、どのようにスピーキング力とリスニングレベルを上げていくのか、その具体的な方法について解説してあります。
具体的にはスピーキングのトレーニングとして1秒英作文や1秒Q & A、自分フィルター英作文、リスニングのトレーニングとして語彙力・文法力アップ、英語字幕の多読、フォニックス、シャドーイング、ディクテーションといった方法が紹介されています。
3. 本のレビュー
・想定読者は英語初心者か?
この本は、いかに少ないボキャブラリーで英会話ができるようになるか?ということに力を入れているように感じました。対象としては、英語初心者や、英語学習に挫折した経験がある人向けです。
海外ドラマで出てくるネイティブが使いがちな英語構文や、スラングなどをまとめた本ではないため、そのような内容を期待している人にはおすすめできません。
・350語だけ覚えていれば海外ドラマが分かるわけではない
たしかに、海外ドラマのセリフの多くは中学校で習うようなものが多いということが分かりました。しかし、初歩的な単語だけ覚えていたとしても、前提として if構文を知らなければ…、仮定法を知らなければ…、現在完了の用法を知らなければ…、「あ、この構文はリアルな会話でこういう風に使われるんだ」という「理解」を伴ってドラマを見ていくことができません。
そのため(この点は筆者も言及していますが、) やはり海外ドラマから知識を吸収するには最低限の文法や構文は事前に頭に入れておく必要があると思いました。
・スピーキングとリスニングトレーニングの方法はとても実践的
「海外ドラマ」を教材としてスピーキング力やリスニング力を上げる具体的な方法(Chapter3〜4)については、参考になる点が多くありました。よく「英語の字幕なしで海外ドラマや映画を楽しめるようになりたい」と多くの人が言いますが、そこに向けた実践的なとトレーニング方法がステップごとに紹介されているため、誰にでも取り組みやすい内容となっています。
4. 海外ドラマ観るならサブスクがおすすめ
海外ドラマは、ネイティブが使う日常表現を学ぶ最もよいツールの1つです。
動画配信のサブスクリプションサービスでは、月額料金さえ支払えば、毎日好きな時間に好きな場所で海外ドラマや映画を楽しむことができます。レンタルビデオ屋に行く必要もなく、1つひとつの作品に対してお金を払う必要もないため、とてもお得なサービスです。
このようなサブスクサービスは複数ありますが、まずは気軽にお試ししてみたいという人におすすめしたいのがU-NEXTです。U-NEXTでは、現在31日間の無料体験を行なっています。1ヶ月以内に解約すれば、もちろん料金は発生しません。
まだこのようなサブスクサービスを活用したことがないのであれば、ぜひ利用を検討してみてください(^O^)
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