皆さんは何かTOEIC対策アプリを使っていますか?
今回は「SantaっていうTOEICアプリをよく聞くけど、実際のところどうなんだろう…」と思っている方に向けて、利用した正直な感想をシェアします。
目次
■Santa TOEICとは
Santaの強みは、最先端AI技術を使っているところ。3億問以上のデータを解析したAIが、問題を解くたびに学習者のレベルや弱みを分析します。そして、一人ひとりに合った最適なカリキュラムを提案してくれるのです。
では、実際にSanta にはどのような機能があるのかを、以下で詳しくみていきます。
■Santa TOEICの機能
Santa TOEICは大きく分けて以下のような機能があります。
・おすすめ
「おすすめ」タブでは、1回ごとにパッケージ化された問題(リスニング、リーディング、英単語、小テストなど)に取り組みます。内容は個人の解答や実力、離脱可能性などを考慮した上で、AIによって提案されます。
1回分(15分程度) を解き終わったら、今の自分のTOEIC予測スコアがリアルタイムで反映されます。数問正解したり、ミスしたりするだけで予測スコアが変わっていくので一喜一憂してしまいますが、今の実力がタイムリーに可視化できる便利な機能です。
・選択学習
「選択学習」タブでは、自分の苦手分野を把握し、集中的に学習できる様々な機能がついています。苦手概念TOP9、Part演習、講義、単語の順番で見ていきます。
– 苦手概念TOP9
「苦手概念TOP9」では、今自分が対策すべき苦手な概念TOP9を知ることができます。ランキング形式になっているので、自分がどの分野に弱いのかが一目瞭然です。
私の場合は、苦手TOP1として「形容詞」が表示されました。「形容詞」を選択することで、集中的に形容詞関連の問題を解くことができます。
– Partごとに演習
Part1からPart7の中から、選んでトレーニングすることもできます。特定のPartが苦手!という場合には、使わない手はありません。
私は、絶対に落としたくないPart1やPart2でミスをしてしまうことが多かったので、Part1とPart2を解きまくりました。Part1だけでも79問、Part2は556問という圧倒的な量があったので、常に新鮮な気持ちで取り組めました!
– 講義
TOEIC初級〜中級者におすすめしたいのが「講義」です。Partごとの覚えておきたいポイントや、文法事項について、動画で学ぶことができます。文法事項は、易しい言葉を使いながらも、かなり詳しく説明してあるので、正しい解き方や知識を身につけるにはうってつけの機能です。
– 単語
「単語」機能を使えば、全1853語の単語が覚えられます。「必須リスニング」「必須リーディング」「700点完成」「800点完成」「900点完成」のようにタイプ別に分かれているので、自分のレベルや弱点に合わせてトレーニングを進めていくことができます。
・分析
「分析」タブをクリックすれば、Santa AI が作成した総合レポートを見ることができます。このレポートの良い点は「現在の自分の予想スコアと、目標とするスコアとの間にどのくらい乖離があるか」が一目でわかることです。
グラフを見れば、目標スコアに到達するために、どのパートに取り組めばいいかということがすぐに理解できます。
・復習
新しい問題を解き続けることも大切ですが、過去に間違えた問題を再度確認することも大切ですよね。「復習」タブには、自分が過去に間違えた問題が履歴として残っているため、簡単に復習ができます。
すべての問題をやり直すのは難しいかもしれませんが、Partを絞り込むこともできるため、効率よく学習を進められます。
また、過去に学んだ単語や、自分がハイライトしていた箇所もここで参照することができます。
■使ってみて感じたメリット
・圧倒的な問題量
Santaについて一番気に入ったのは、大量の問題が解けることです。約5000問も収録してあるため、見たことある問題がまた出てきた…ということがほとんどありません。
自分の苦手分野にしぼって大量の問題を解いていくうちに、だんだん自分の弱点やクセがわかってきます。「こういう問題の時に聞き逃してしまう」とか「こういう問題でいつもミスしてしまう」ということがわかるようになれば、その後の対策に活かすことができるようになります。
私自身、とにかく問題量をこなすことで、徐々にですが確実に正答率が上がるようになり、本番でも通用する力がついたという実感があります。量は質を兼ねます!
・AIの精度が高い
Santaの強みはなんといってもAIの正確さです。その精度は驚きの95%! リアルに近い形で、現在のレベルを判定してくれます。
自分の現在の立ち位置や、課題が見えないと、学習がマンネリ化しがちですよね。モチベーション維持のためにも、このスコア予想機能は大きな助けとなってくれます。
■使ってみて感じたデメリット
・解説が物足りないかも
Santaは、圧倒的な問題数や、AI精度に強みを持っています。そのため、基礎的な英語力に問題がない中級者〜上級者が多くの問題をこなし、苦手を潰していくのには適しています。
一方で、すべての問題に解説が細かく載っているわけではないため、まだ英語の基礎が固まっていない初級者には、解説が物足りなく感じてしまう可能性があると思いました。
もしまだ基礎力に不安があるという人は、スタサプTOEICなど、他のアプリを使って対策することをおすすめします!
・たまに日本語が変
Santaは韓国発のアプリです。そのことが影響しているのか、たまに解説の日本語がおかしいことがあります。数ヶ月利用しただけでも、こういうことが5回くらいはありました。
お金を払ってサブスクするわけですから、ここは何とか改善してもらいたいものです。
・本番のように紙ベースで取り組むことができない
Santaに限ったことではありませんが、どうしてもアプリで学習しようとするとPart6や7の長文読解が解きづらいです。
本番は紙ベースで解くことになるわけですが、やはり画面で解くのと紙で解くのとでは感覚が変わってきます。アプリだけで対策をしようと思っている人は、この点は念頭においておいた方がいいかもしれません。
■Santaはこんな人におすすめ!
今回は、私が実際にSantaを使ってわかった機能やメリット、デメリットを紹介しました。これらを踏まえて、私がSanta TOEICをおすすめしたいのは次のような人です。
・とにかく問題量をこなすことで対策したい英語中〜上級者
・日々自分の実力をAIに測ってもらいたい人
・自分の苦手分野に特化して学習したい人
・アプリでの学習(長文読解含む) に抵抗がない人
いかがだったでしょうか?Santa TOEICの利用を検討しているのであれば、ぜひ参考にしてみてくださいね!
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